卒業生Voice

My Future is Now 未来に向かって動き出した卒業生I.H.さん

地域の魅力を
引き出せる
街づくりのプロになる

「地方創生」という言葉に興味を持つようになったのは、中3の修学旅行で明日香を訪れ、貴重な遺跡群があるのに人影もまばらでさびれた風景を目の当たりにしたことがきっかけです。もともと飛鳥時代の歴史が好きで、奈良には何度も訪れていましたが、東大寺や春日大社のある奈良公園周辺が国内外からの観光客でにぎわっているのに対し、石舞台やキトラ古墳などの重要な史跡があるにもかかわらず、明日香はのんびりとした田園風景で閑散としています。その理由は何だろうと考えるようになりました。

それから「地方創生」や「街おこし」という言葉がとても気になるようになって、調べてみると、観光地だけではなく、県庁所在地の商店街が衰退しているとか、都内の大規模団地が高齢化で廃墟になろうとしているという話が、全国にたくさんあることを知りました。いろいろな理由で、2040年までに全国に2000近くある市町村の半分近くが、消えてしまうかもしれない「消滅可能性都市」と呼ばれていることを知りました。それも、遠い山奥の話ばかりではなく、東京や埼玉など、私たちのすぐ近くにそういう言う街があるに驚きました。そして、そのような、衰退しそうな街や地域の魅力を引き出し、活性化させるような仕事がしたいと考えるようになったのです。

私が進学するのは早稲田大学の社会科学部にある、英語の授業で学位を取得するコース(Transnational and Interdisciplinary Studies in Social Innovation program: 通称TAISI)。専攻は「Community and Social Development(コミュニティと社会の開発)」です。すべての授業が英語で行われるコースで、たくさんの留学生と一緒に学ぶことになります。このコースを選んだのは、「地域創生」や「街おこし」といっても、日本的なやり方で行われている国内のことを研究するだけでなく、まず、広く世界に目を向け、世界でどんなことが行われているかを勉強することから始めてみたいと思ったから。NGOや海外ボランティアの活動にも積極的に参加して、さまざまなコミュニティの発展の仕方を学び、将来は、地域の活性化や街づくりのコンサルタントをめざします!

I.H.さん

Profile

I.H.さん
早稲田大学 社会科学部 英語学位コース 1年

2019年3月卒。中学・高校とバトン部に所属。中学生の時は全国大会に出場。趣味は御朱印を集めること。一番の思い出は、高3の文化祭。みんなが一致団結して準備したクラスの出し物が中高6年間の集大成。

なぜ淑与野へ?

小学生のころ、塾の模試の会場でよく利用していてきれいな校舎だなと思っていました。家が近かったこともあり、受験しました。入学してから「淑徳の時間」に校長先生が話してくださったのが「一期一会」という考え方。私がこの学校に入学したのも「ご縁」があったから。先生や友だちと出会えたのもご縁。どんな人との出会いもご縁があったからと考えると、その出会いを大切に考えるようになりました。淑徳与野は第一志望ではなかったのですが、この学校に入学したからこそ素晴らしい6年間を送れたし、将来に向けて新しい一歩を踏み出すことができたので、その「ご縁」に、とても感謝しています。

後輩にメッセージを

一貫生には、せっかく6年間という長い時間があるので、その時間を有効に使って、好きなことに取り組んでほしいです。たとえば部活にしても、高校受験がなければ中学3年生の最後の日まで活動できます。私はバトン部で、中3の春休みまでずっと練習を続け、地方大会1位で全国大会に出場することができ、ほんとうに「やり切った」という充実感がありました。将来について考える時間もたくさんあります。部活だけでなく、趣味でも、学校外の活動でも、キャリア教育活動や研究小論文などの総合学習の時間も充実しています。そういう活動の中から自分のやりたいこととか好きなことを見つけ、そのやりたいことを実現するための大学を探し、合格するために勉強するというステップにつながるといいと思います。

※このページの情報は、本校を卒業した時点のものです。