卒業生Voice

My Future is Now 未来に向かって動き出した卒業生Y.M.さん

大学で学ぶのは
遊牧民の言語と社会。
そこに共生のヒントがあるはず

遊牧民にとても興味があります。ゲルマン民族を追い立てて大移動を起こしたフン族や、フビライハン、チンギスハンなどが有名なモンゴル民族など、ものすごく大きな力があって大帝国を作るのですが、世界史の教科書の中では登場したかと思うと、次に出てくるのは500年後だったりします。教科書から消えている間、彼らは何をしているのだろうかといつも気になっていました。

もちろん、遊牧民は消えているわけではありません。西洋史中心の「世界史」では、ヨーロッパの歴史に関係するときだけ記述されることになるのです。もう一つ知ったことは、遊牧民が支配していた中央アジアや北アジアなどの地域では、私たちが絶対と思っている「民主主義」が、あまりうまく機能しないということです。定住する場所がなく、水と食料を求めて広い草原を移動する民族にとって、「国民の合意」よりも、絶対的な力を持った元首が国家を率いる形の方が国の運営には適していたからです。

グローバル化社会というのは、こうしたさまざまな生活習慣や政治的な特性を持つ人々が交流する社会。一つの問題についての判断が、国や民族によって違ってくるのは当然です。それでも、お互いが継続的に話し合いをしながら、解決していく方法を探っていかなくてはなりません。その第一歩は、お互いを知ることだと思うのです。

私は大学で遊牧民の言語を学びます。言語というのはその国の社会や文化を忠実に表すもの。言語を通して、政治的な背景や文化的な背景を学び、民族間の摩擦をなくすことに貢献する仕事に就きたいと思っています。

Y.M.さん

Profile

Y.M.さん
東京外国語大学 言語文化学部 中央アジア地域専攻 1年

2019年3月卒。中学校では歴史研究部と音楽部に所属。趣味は読書で、高校では図書委員を務めた。高校1年の時に、インターナショナルコースで、3カ月間アメリカで語学研修に参加した。

なぜ淑与野へ?

受験するときにピカピカの高校校舎ができるらしいと聞き、家から自転車で30分ぐらいで通学できる近さだったので、淑徳与野を選びました。どちらかというと、みんなでワイワイするのは得意ではありません。でも、クラス全員が女子なら、その中に何人かは気の合う子がいるんじゃないかなと思って入学しました。その点では期待通りで、親しい友達もできて、快適に過ごせました。6年間で何が一番楽しかったかと聞かれたら、特別な行事とかではなく、友だちとおしゃべりしている、何でもない時間がいちばん! と答えます。

後輩にメッセージを

アドバイスは「くれぐれもムリはしないこと」です。テストとか講座とか勉強は大変ですし、身だしなみや持ち物にも規則はあります。あまりにも全部をパーフェクトにやろうとすると疲れてしまいます。自分の行動に責任を持てる範囲で、ムリせず学校生活を楽しんでください。

※このページの情報は、本校を卒業した時点のものです。