淑与野ニュース

リーダーシップ教育の新刊書で本校が紹介されました

先日発刊されたリーダーシップ教育の研究書・実践書で、本校のキャリア教育と剣道部の活動が紹介されています。

執筆されているのは、本校の教育顧問も務めていただいている立教大学経営学部特任准教授高橋俊之先生を含む5名の先生方です。

立教大学、早稲田大学、実践女子大学など、大学におけるリーダーシップ教育のほか、都立駒場高校の家庭科の授業、企業におけるリーダーシップ教育の実践例も紹介されています。

一般に、リーダーシップというと、天性のカリスマ的な資質があって、生徒会長や部長などのような役職について発揮するものと思われがちですが、本書で述べられているリーダーシップはそうではありません。リーダーシップは権限や役職に関わらず誰もが発揮できるもの。そして、その力は学習によって身につけることができるものなのです。

本校の剣道部が、1日わずか1時間半ほどの短い練習時間で全国大会の常連校になっているのは、なぜか。「全員現役合格」を目指しながら、さまざまなイベントや教科外活動に力を入れているのはなぜか。高橋先生に丁寧に解説していただいています。

関心ある方はぜひ、ご一読ください。

『リーダーシップ教育のフロンティア』
高校生・大学生・社会人を成長させる
「全員発揮のリーダーシップ」

監修者、中原淳先生(立教大学教授)による紹介はこちらです。

【研究編 第6章 より】
淑徳与野高校は,1学年約400名の生徒のほとんどが現役で4年制大学に進学する埼玉県内でも有数の進学校である。平日の放課後や土曜日はもちろん,夏季・冬季・春季休暇中にも進学講座を開講し,予備校や塾に行かなくても大学進学の準備ができることを教育の柱の1つとしてきた。先生たちの指導も熱心で,一人ひとりの生徒に丁寧に対応しており,親身な指導に対する生徒や保護者の満足度は高い。
しかし,そのような手厚いサポートは,生徒たちを受け身の姿勢にさせかねない側面を持っている。社会に出てから活躍できるためには,中学・高校時代に,主体的に物事に取り組む姿勢,失敗を恐れずに挑戦する姿勢,失敗にめげないたくましさ,そして目標までたどりつくための考える力やコミュニケーション力を身につけて欲しいという想いも先生方にはあった。
時を同じくして出てきたのが,文部科学省の教育改革の議論である。「大学入試が変わる」「生徒たちの思考力・判断力・表現力を育てること」が大切だと言われ,淑徳与野でも生徒たちの主体性を高める教育へのアクションが次々と起きるようになった。その一つが,2013年5月13日に実施された「Teachers Workshop 生徒たちと学校の未来を考える」である(図6-6,図6-7)。管理職や若手を含む先生方15人が集まって「今の生徒たちに15年後,どうあってほしいか」「そのために淑徳与野の教育はどうあるべきか」を筆者がファシリテータ役となって話し合った。これが淑徳与野において「主体的に人生を切り拓く人を育てる」方向に明確に動き出すキックオフとなった。

2018年6月22日 19:02