卒業生Voice

My Future is Now 未来に向かって動き出した卒業生F.I.さん

カンボジアでの体験が
子どもの貧困を考えるきっかけ。
私に何ができるのかを、大学で考えたい!

「淑徳の時間」に先生が黒板に描いた坂道の絵を、今でも思い出します。横から見ればただの坂道ですが、坂の上に立っている人から見るとそれは下り坂。下に立っている人にとっては上り坂……。同じものを見ていても、人それぞれにとらえ方は違う。相手の立場に立って物事を考えることの大切さを教えていただきました。

高2になって、カンボジアを訪れる機会がありました。淑徳与野生が10年以上にわたりアメリカ修学旅行のマイレージや文化祭の収益を積み立てて支援している中学校を訪問するためです。カンボジアは今、すごい勢いで発展していて、首都プノンペンは高層ビルが立ち並ぶ近代的な街です。でも、ちょっと街を歩くと物乞いをする孤児たちが集まってきます。チョンチョンと私の服の裾を引っ張り、「食べ物が欲しい」とジェスチャーでうったえる小さな男の子に、私はどう対応していいのかもわかりませんでした。

貧困についていろいろ調べてみると、貧困はカンボジアのような途上国だけの問題ではないこともわかってきました。世界で有数の豊かな国のはずのこの日本でも、子どもの7人に1人は貧困という調査もあります。小学校の給食が払えない家庭があることもニュースになっています。

私の進学する津田塾大学総合政策学部は、貧困や環境汚染など、現代社会が抱えるさまざまな問題を解決する人材の育成を目的としています。社会の発展を坂道にたとえるなら、カンボジアでは坂の下で何が起こっているのかを実感することができました。私にできるのは、坂道を一緒に上ることなのか、坂道を緩やかにすることなのか、どんな方法でそれができるのか……。これから大学で学んでいきたいと思います。

F.I.さん

Profile

F.I.さん
津田塾大学 総合政策学部 1年

2019年3月 選抜C卒。演劇部副部長、文化祭実行委員長。「70周年という節目の文化祭だったので、気合を入れて取り組みました」。趣味は琴、三味線、歌を歌うこと。

なぜ淑与野へ?

もともと淑徳与野は落ち着いた雰囲気のまじめな女子校だというイメージを持っていたのですが、実際に説明会に参加して、本当にイメージ通りの優しくて温かい印象を受け、「第一志望にしよう!」と決めました。先生方のお話からも、生徒一人ひとりをよく見て、良いところを伸ばしてくれそうな感じがしましたし、お会いした先輩たちも、すごく真面目でしっかりした印象でした。入学して少し違うなと感じたのは、「ちっとも静かじゃない! むしろにぎやかな学校だ」というところです(笑)

後輩にメッセージを

自分のやりたいことは何か! を考え、見つけることが大切だと思います。部活、委員会、イベント、国際交流など、淑与野にはいろんなチャンスがあるし、自分がやりたいと思えば、先生や先輩や友だちも応援してくれる環境があります。3年間で、本当にやりたいことに挑戦し続けていると、それが大学選びや将来の進路にもつながっていくと思います。

※このページの情報は、本校を卒業した時点のものです。