卒業生Voice

My Future is Now 未来に向かって動き出した卒業生A.I.さん

子どもたちが、互いの「違い」
を認め合い、寄り添って
生きていける社会を作りたい

特別支援学校の教員をめざしています。もともと教員になりたいという思いがあり、たまたまある人に勧められて、特別支援学校の学校公開を見に行ったことがきっかけです。先生方と子供たちが明るくて、ただの見学者である私をすごく暖かく歓迎をしてくれて、こんなに素敵な人たちがいるんだと感動しました。

その学校の校長先生が「特別支援教育というのは全ての教育の理想系なんだよ」と話してくれました。「なぜなら一人ひとりの特徴をいつも考えて、毎回、一人ひとりに合わせた授業をしているから。障がいのあるなしに関わらず、すべての子供たちに違いがある。だから、どんな教育の場においても、その違いに合わせた教育を行うべきでしょう。それを実際に授業でやっているのが特別支援教育なんだよ」。そのお話を聞いて私もその「理想の教育をやりたい」と思うようになったのです。

特別支援教育には五つの領域があります。肢体不自由、視覚、聴覚、病弱、知的障がい。この5つの療育を全部網羅している大学は意外と少なくて、広島大学はすべてを学べる数少ない大学の一つでした。また、広島大学を選んだことことにはもう一つの意味があります。それは、広島が原爆が落とされた場所だからです。高2の夏に初めて訪れたとき、街全体から、平和を願い、人々が寄り添う気持ちを感じました。「寄り添う気持ち」は私のめざす特別支援教育でいちばん大切なことだと思っていたので、ぜひこの広島で学びたいと思ったのです。

障がい者と健常者が一緒に学ぶことことで、人間の多様性を尊重する教育を「インクルーシブ教育」と言いますが、私は、障がい者と普通の子供たちを交流させるようなプロジェクトをきちんとやっていきたいと思ってます。子供たちに対して障がいのあるなしに関わらず自分が辛い時は助けを求める、誰かが困っている時は自分が助けてあげることの大切さをわかってもらいたいからです。それが子供たちの自立につながるし、みんなが寄り添って、しあわせに暮らせる社会につながると思うからです。

A.I.さん

Profile

A.I.さん
広島大学 教育学部 1年

2019年3月 選抜B卒。競技かるた部所属。趣味は水泳と歌を歌うこと。いちばん思い出は、アメリカ修学旅行のバスの中でみんなで「カントリーロード」を歌ったこと。雄大な自然の中で、みんなと歌ったとき「生きてるって幸せだ」と思いました。

なぜ淑与野へ?

学校説明会の時にスポーツ大会の様子を紹介したビデオを見た時に、ドッジボールをしている先輩方がとっても輝いて見えて、ここは私にぴったりの学校なんだなと思ったからです(冗談ではなく!)。もともと文化祭や修学旅行などの行事が大好きで、あのスポーツ大会もこんなに輝いている先輩方がいる学校だったら、きっと全部の行事が楽しいに違いないと思って決めました。そしてその時に感じた通り、3年間、思い切り楽しむことができました。

後輩にメッセージを

自分の周りにはたくさんの人がいます。何か辛いことがあったり、不安な時、「自分、自分」となってしまうこともあると思うんですけど、そんな時は、顔をあげて周りを見てください。親はもちろん、友だちも先生も、必ず助けくれるはず。それで落ち着いて前を向いて挑戦すれば、必ず道は拓けると思います。皆さんのこれからを応援しています。

※このページの情報は、本校を卒業した時点のものです。