SYS_DB_2023
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 数学という教科を通して、論理的思考力をしっかりと身につけて欲しいと考えています。きちんと道筋を立てて考えることは様々な場面で大切なことです。社会に出て役に立つものの見方、考え方、処理の仕方を身につけることができれば、リーダーとして活躍する幅も広がるのではないでしょうか。問題を解決する過程は次の通りです。情報を正しく理解し、自らの知識を活かして分析し、解決法を考え、T類(理)T類(文)・数学Ⅰ:週4時間・数学A:週2時間…(数学Ⅱを先取り学習)SS類SA類R類MS類・数学Ⅰ:週4時間 MS類を除くすべての類型で、数学Ⅰを週4時間、数学Aを週2時間の計6時間学習します。また、この2冊の教科書の他に、本来は2年次の数学Ⅱの教科書の2単元も先取りして学習します。MS類は1年間かけて数学Ⅰを学習します。 例えば、確率は数学Aで学びますが、確率は2年次以降に用いる教科書には載っていません。つまり、1年生でも確率の問題は大学入試レベルの問題も解けるようにならなければいけないわけです。そのため、教科書と併用して用いる問題集には、大学入試レベルの問題まで載っています。2年次以降、数学を受験に使うクラスに所属するだけの数学能力があるかどうか、自分自身でも見極めてほしいところです。 また、教科書15ページ程度毎に小テストを実施し、数多くある公式や解法パターンが身についたかどうかをチェックしていきます。T類(理)T類(文)SS類SA類R類・数学なしMS類・数学Ⅱ:週3時間 理系大学の入試では6冊すべての教科書を学んでおく必要がありますが、文系大学の入試では、ⅢとCの教科書は必要ありません。そのため、理系と文系の学習計画は全く違ったものになります。また、R類とMS…類では2年次以降、数学の授業はなくなります。 T類(理)とSS類では、Ⅱが週4時間、Bが週3時間の計7時間。SS類では選択で数学演習を週2時間学習することができます。T類(文)とSA類(5科型を選択した場合)では、Ⅱが週3時間、Bが週2時間の計5時間の授業があり、この2冊の教科書のほかにⅢの教科書の4単元を学びます。 理系大学の受験には6冊すべての教科書を学ぶ必要があるため、授業内で十分な量の問題演習が行えません。そこで、夏季や冬季の進学講座、さらには放課後または土曜日の講座で問題演習を行います。・数学Ⅱ:週4時間・数学B:週3時間・数学Ⅱ:週3時間・数学B:週2時間・数学Ⅱ:週4時間・数学B:週3時間・数学演習:週2時間(選択)・数学Ⅱ:週3時間(選択)・数学B:週2時間(選択)T類(理)・数学Ⅲ:週4時間・数学C:週3時間・数学Ⅱ:週2時間・数学演習:週2時間T類(文)・数学Ⅲ:週4時間・数学C:週3時間・数学演習:週2時間(選択)SS類・数学Ⅱ:週2時間(選択)・数学演習:週2時間(選択)SA類R類・数学なしMS類・数学なし T類(理)とSS類ではⅢが4時間と数学Cが3時間あります。さらにSS類では数学演習を週2時間選択することができます。Ⅲの授業で残りの教科書範囲を学習します。また、入試問題集を用いた演習も必要ですので、7月までに教科書を終え、9月からは入試問題演習を行います。夏季や冬季の進学講座、放課後または土曜日の講座も理系対象のものが中心となり、入試問題演習を行っていきます。 T類(文)とSA類(選択)では、Ⅱが週2時間、数学演習がそれぞれ週3時間ありますが、既に受験に必要な教科書の範囲を終えていますので、すべての授業が入試問題集を使っての演習となり、大学共通テストに備えます。自分の言葉で説明する。数学には、公式や計算といったイメージがあるかもしれませんが、知識や技術だけでなく、じっくりと考えることこそ大切なのです。1年次公式を覚えることよりも、自分で考えて解法を見つけ自分の言葉で説明することが大切です。2年次3年次11 1年次の数学の授業は週6時間あり、全類型共通のカリキュラムで進みます(MS類を除く)。2年次以降は、理系と文系に分かれ、各類型の特性に合わせたカリキュラムになります。 「直線y=-1/2x+5に関して点(1, 2)と対称な点の座標を求めよ。」これは2年次に学ぶ教科書にある基本例題です。数学科荒井 大輝先生中学生にも問題の意味がわかるような基本例題なのですが、教科書の解答は16行もあります。授業では、与えられた条件を元に、どの公式をどのように用いるか、という論理的思考力の養成を何よりも重視しています。その思考力は大学入学共通テストの土台にもなっています。本校では、2年次の進学講座から難化した共通テストの対策を始めます。[ 数 学 ]学習指導計画 

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