語学・歴史・政治を学び、日本とベトナムを繋ぐ仕事に就きたい

なぜ淑与野へ?

家から近くてキレイな学校だったから。入学して驚いたのは校舎の中にお線香の香りが漂っていたこと(笑)。仏教主義の学校ということはまったく意識していなかったので、最初は戸惑いましたが、合掌して挨拶することや、「淑徳の時間」に写教や木魚の叩き方を習うなど、淑徳与野ならではの貴重な経験をすることができました。今思うと「ご縁」があったのだと思います。志望大学に入れましたし、何より、一生付き合っていこうと思える良き友人に出会えて本当に良かったと思います。

中高6年間の思い出は?

一番の思い出は高校時代のアメリカ修学旅行です。人種のるつぼという言葉通り、いろいろな人種や個性が集まってはじめて「アメリカ」という国を形づくっているのだと実感することができました。日本との文化や考え方の違いを思い知ったことはもちろんですが、自分の中にある偏見にも気づき、その原因となっている無知を解消しようと思ったことが外国の言語や地域政治・文化などを学ぼうと決めた要因のひとつにもなっています。普段の授業では毎日のように小テストがあり、クラスメイトたちと「イヤだ、イヤだ」と言いながら(笑)、何とか気持ちを奮い立たせていましたが、今、思い返せば、それも楽しい思い出のひとつ。中学時代の定期テストは、平均点を超えるだけで満足していましたが、高校に入ると目指す大学が見えてきたためにモチベーションも上がり、勉強の質も量も段違いになりました。その時にモノを言ったのが、「イヤだ、イヤだ」といいながら取り組んだ小テストの蓄積でしたし、大学入試の本番でも役立ったと思っています。

将来の夢は?

高校時代に東南アジア、特にベトナムに興味を持つようになりました。そのきっかけは世界中に影響を及ぼしたベトナム戦争について授業で学んだこと。それ以来、中国、フランス、日本などの支配下に置かれた歴史が、国としてのアイデンティティにどんな影響をもたらしているのか知りたいと思いはじめました。大学では植民地にされた側のベトナム語と、植民地にした側のフランス語の両方の言語で文献が読めるようになり、両者の視点から歴史を見直せるようになることが目標。そして将来は、日本とベトナムをつなぐことができる仕事に就き、両国の懸け橋になりたいと思っています。