卒業生Voice

My Future is Now 未来に向かって動き出した卒業生E.O.さん

英語が母語でない子どもたちに
「英語で学ぶ」
経験をしてほしい!

E.O.さん

高校2年生の3月に、学校の代表としてカンボジアの「なでしこスクール」を訪問しました。「なでしこスクール」は淑徳与野の先輩たちがカンボジアの農村に建設した中学校です。アメリカ修学旅行の際に発生する航空会社のマイレージや、文化祭の収益などをNGO団体に寄付することで2010年に竣工し、それ以来、生徒会と文化祭実行委員会が中心となって支援と交流を続けてきました。ここ数年、コロナ禍の影響で控えていましたが、今回は5年ぶりの訪問。現地では熱烈な歓迎を受けました。先輩方の功績を目の当たりにして感慨に浸るともに、継続的な支援の大切さを痛感する機会にもなりました。

現地生徒との交流の中で感じたのは「英語」というコミュニケーション手段の大切さです。カンボジアの人たちの母語はクメール語。私たちはもちろん日本語。そこで、お互いの第二言語である英語でコミュニケーションを取ったのですが、自分の英語が通用するという自信を得た半面、日本では耳にしない“独特のアクセント”を含んだ英語が聞き取れずに苦労することもありました。その経験から英語という言語の多様性と奥深さ、そして母語でない英語を身につけていることの大切さを感じたのです。

大学では国や地域によって微妙に異なる英語の使い方と文化や慣習を結び付けて学びながら、最終的には「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことに重点を置くCLIL(Content and Language Integrated Learning)という学習法について理解を深めていきたいと考えています。そして将来は、国際機関などの職員として、英語を母語としない子どもたちに英語で知識を広げる経験をしてもらう活動に携わっていきたいと考えています。

E.O.さん

Profile

E.O.さん
上智大学外国語学部へ進学(公募推薦)

2024年3月MSコース(現MS類)卒。高校では生徒会長を務め、2年生の時に学校の代表団の一員としてカンボジアのなでしこスクールを訪問。「現地校の生徒たちと交流は、かけがえのない経験となりました」

なぜ淑与野へ?

MSコース(現MS類)に魅力を感じたからです。英語に力を入れ、特別活動や小論文、パワーポイントを使った実践的な授業などさまざまな経験ができると思いました。

後輩にメッセージを

高校受験は人生全体を見ても大きなイベントの一つです。プレッシャーも大きくて確かに大変ですが、その経験によりレベルアップできるので頑張ってください。

※このページの情報は、本校を卒業した時点のものです。