卒業生Voice
生徒を誰一人置いていかない
学校をつくる!
淑徳与野の学校説明会で、校長先生は「不易流行」というお話をされました。「不易流行」とは、本質的なものはいつまでも変わらず大切にし、同時に、社会の変化に合わせて新しいものも積極的に取り入れていく、ということです。
「ご縁」「感謝」「命の尊厳」など、仏教精神を大切にし、授業の前には合掌して挨拶をする習慣などはまさに「不易」。一方で、私たちが入学してすぐに直面したコロナ禍では、いち早くリモート授業をスタートさせ、ICT技術を取り入れる「流行」にも積極的です。
変わるところと変わらないところが明確で、いい学校だと3年間ずっと感じていました。
私は小学校の頃から6年間学童保育に通っていたので、日々学年の違うたくさんの子供たちと触れ合ってきました。そんな中で、家庭環境などさまざまな理由で、みんなから取り残されている子供たちがいることを見てきました。授業についていけないから頭が悪いと思っている子供たちも多くいるのですが、学びの場は授業だけではないし、他の面で才能を持っている子もたくさんいます。
その経験から、将来は子供と関わる仕事につき、どんな環境でも、誰一人置き去りにせず、一緒に成長を支援してあげられるような社会にすることが大事だと感じています。
大学は教育学部に進みますが、卒業後はいったん、一般企業に就職して社会経験を積み、そのうえで教員になろうと思っています。「不易流行」の精神で「誰も置き去りにしない」学校をつくるのが、私の夢です。
※このページの情報は、本校を卒業した時点のものです。
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